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院長のつぶやき
寒さとギックリ腰
ぎっくり腰はいつでも起こる症状ですが、本格的に寒さのピークを迎える冬には危険性はより高くなります。
中でも年末年始は飲酒の機会が増え、お酒を飲んで体が温まったかと思えば外気の寒さで一気に冷えて血流が悪化したり、大掃除で突然重いものを持ったり普段しない姿勢をするなど、よりぎっくり腰を発症する条件が揃っています。
そもそもぎっくり腰は、根本的には普段から蓄積している腰まわりの筋肉の緊張やコリが原因です。
筋肉が緊張してコリが発生するのは体中どこも同じ、これが肩や首なら本人がコリを自覚して何か対処します。
でも残念ながら腰のコリはあまり自覚症状がないため気付かれにくく、結果的に放置され筋肉の緊張やコリはさらに蓄積していきます。
辛いぎっくり腰を予防するポイントを3つご紹介していきましょう。
まず1つ目は、39〜40℃程度のお風呂でじっくり体を温めて血流を改善させてください。
中でも「バブ」のような炭酸湯での入浴は、より血管を拡張させ更なる血流改善効果が期待できます。
2つ目は、腰だけでなく肩や首も温めること。これも血流をよくすることが目的です。
こうして体全体を冷やさないことで結果的に腰の筋肉の血流も向上することにつながります。
そして3つ目が、長時間同じ姿勢を取らないこと。
これも普通のコリ予防と同じですね。
1時間に1回は軽いストレッチをするなど、体の筋肉をほぐすように心がけましょう。
尚、ぎっくり腰になってしまった場合は、発症から2〜3日たって急性期の痛みが少しおさまった段階でゆっくりでもいいので動き始めることをオススメします。