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院長のつぶやき

花粉症と肌荒れ、寝つきの悪さ

2月は花粉症がピークのシーズン。鼻水や目のかゆみ以外に、花粉症シーズンに起きるもう1つの困った症状が肌荒れです。花粉で肌荒れ?と思われるかもしれませんが、花粉によって引き起こされる「花粉皮膚炎」という皮膚トラブルがあるので、原因不明と思っていた肌荒れがもしかしたら花粉由来かもしれません。赤い発疹が出たり、赤くはれたり、ヒリヒリしたり…。特に瞼や頬や首に発症することが多いです。花粉皮膚炎は花粉が肌につくことで、皮膚がアレルギー反応を起こします。鼻水や目のかゆみといった一般的な花粉症の症状がある方が皮膚炎も発症しますが、中には他の症状が一切ないのに皮膚炎だけ起きるケースもあります。肌荒れの原因が花粉症と気付かず困ることもありますが、花粉シーズンに起こった肌荒れの場合は一度花粉症を疑ってみましょう。花粉皮膚炎を防ぐ方法は主に2つ。1つ目は、物理的に花粉が肌につくのを避けること。マスクや眼鏡などを使って出来るだけ顔の露出する範囲を小さくしてください。衣類もツルツルした素材で花粉が付きにくいものを選んで、体に花粉をつけないことが大切です。2つ目は肌のバリア機能を向上させることです。肌は潤いによって自らを外部刺激から守るので、水分と油分を使って丁寧な保湿を心がけましょう。

花粉症の影響で寝つきが悪い方という方も。あなたは布団に入ってどれくらいで眠りにつけますか?

寝付きが悪い原因は色々ありますが、現代人に多いのが自律神経のコントロールが上手くいっていないこと。本来、入眠前には体をリラックスさせる副交感神経が優位になっていることが望ましいですが、緊張を高める交感神経が優位なままの方が多いのです。そこでオススメなのが呼吸法。まず、横になり体の力を抜きます。普段横向きに寝ている人でも出来れば仰向けになってください。仰向けが最も効果的に体の力を抜ける姿勢です。そして腹式呼吸。呼吸は、しっかりお腹を膨らませるのがポイントです。まず息をしっかり吐き切り、そして「4-7-8」を意識して呼吸します。具体的には4秒かけて鼻から息を吸ってお腹を膨らませ、7秒息を止めて、8秒かけて口から細く息を吐きましょう。最初は息のコントロールが難しいかもしれませんが、繰り返すうちに慣れてきます。試してみてはいかがでしょうか。

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