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院長のつぶやき
難聴とその影響
最近ちょっと音や声が聞こえにくいかな…?そう感じたら難聴を疑ってみてください。
難聴には様々な種類があり、最近増えているのは、長時間イヤホンをつけて音楽を大音量で聞くことで最終的に難聴を引き起こすもの。
これは10〜20代で増えています。
その他にはメニエール病や突発性難聴など病気を原因とするものもあり、その場合は医療機関での適切な治療が必要になります。
そして一般的に認知度が高い難聴といえば加齢性難聴でしょう。
日本では国民の10人に1人は加齢性難聴と言われています。
10%と聞くと多いと感じますが、その理由は70歳を越えると約半数の方が難聴になるからです。
難聴のデメリットは音が聞こえにくいことによる生活のしづらさですが、実はそれ以上に大きなデメリットが認知症リスクが上がること。
難聴になると、人との会話が億劫になるため会話量が減少したり、音や言葉を聞き取れないため言語に関する脳を使う頻度も少なくなり、結果的に認知症発症リスクを引き上げるのです。
更に、加齢性難聴はゆっくり症状が悪化するために本人が気付きづらく、これも放置につながる原因です。
一度下がった聴力は戻りませんが、補聴器を使うことで聴力を補えるので前向きに検討してみてください。
尚、高血圧や糖尿病も加齢性難聴を悪化させる原因なので気を付けてくださいね。