学童期、成長期の子供整体

学童期の子供や成長期の中学生は成人と骨の構造や機能が少し異なります。
骨の両端にあたる『骨端』と呼ばれる部位に成長軟骨層があり、ここで新しい骨が作られ、縦方向に伸びて成長して行くのですが、この部位はとても柔らかくて脆いため、筋肉の引っ張る力に負けてしまうことがあります。
従って、成人で起こる障害の多くは筋肉であるのに対し、学童期、成長期では『骨』そのものを傷つけるような障害が多く発生します。
スポーツによるケガ
スポーツやダンスなどにおけるケガはその発生メカニズムから「傷害」と「障害」に分類することが出来ます。 「傷害」とは、外力により、突発的に生じるケガの事で、例えば野球でデッドボールが当たった…とか、 バレーボールでジャンプした後、バランスを崩して着地時に足首を捻った…など、大きな力が急激に働き起こる、急性的なケガです。
それに対し、「障害」とは慢性的に繰り返されるストレスによって生じるものです。 例えば、ピッチャーが休みなく毎日投げ込んでいたら、だんだん肘が痛くなってきた…とか、 毎朝ジョギングを続けていたら膝が痛くなってきた…などです。 特定の筋肉や腱に一定の負荷がかかった状態で同じ動作を繰り返す事により、疲労が蓄積され、体の組織が一時的に弱くなります。 これが長期間に渡って繰り返される事で痛みなどの症状が徐々に出てくるのが「障害」です。
スポーツパフォーマンスアップの為のコンディショニング

アートボディワークの施術で効果が大きく期待出来るのは、後者の「障害」です。 慢性的に疲労した筋肉や癒着して柔軟性が損なわれた筋膜、同じく筋膜や腱と癒着し、硬くなってしまった関節包などを調整する事により、痛みの改善だけでなく、運動パフォーマンスアップが大いに期待出来ます。 慢性的な疲労の蓄積はなかなか自覚出来ないものです。気付いた時にはかなり状態は悪化している場合が多いです。 私はこう考えます。例えば、部屋の掃除に置き換えて考えると、しっかり掃除した後、翌日は特に掃除しなくてもあまり昨日の掃除した直後と変わらない様に感じます。 しかし、目に見えない(気にならない)程度の1日分のチリやホコリが実はしっかり溜まります。 1週間もすれば、そこそこホコリも溜まってきます。 1カ月経てば、もう掃除するのもチョット大変な状態になってきます。 人間の体もおなじで、使いっぱなしで放置しておくと、体の中に「疲労」というホコリがどんどん溜まっていき、やがて部屋が散らかっていくように、体も調子を崩していきます。
より高いスポーツパフォーマンスを発揮出来るようにコンディションを維持し、不安なく思いっきりスポーツを楽しむ為に、痛みや不調が出てから治す…では無く、定期的なコンディショニングをオススメ致します。 受けて頂ければ判りますが、本来の動きや体の柔軟性が戻るのが体感してもらえる自信が私にはあります!